more trees × Pearl+と共にmore trees 創立者 坂本隆一氏へのトリビュート、そしてmore trees現代表 隈研吾氏の新作ローンチイベントを3月28日〜4月14日の期間、ロビーにて開催
more trees代表/建築家・隈研吾氏デザインの新作プロダクト「〇〇□(マルマルシカク)」がエースホテル京都にて初お披露目!more trees × Pearl+と共にmore trees 創立者 坂本隆一氏へのトリビュート、そして現代表 隈研吾氏の新作ローンチイベントを3月28日〜4月14日の期間、ロビーにて開催。ロビーギャラリーには8段もの高さに積み上がった「〇〇□(マルマルシカク)」のインスタレーション、ロビーにはかつて教授のほか、隈研吾氏やPearl+創設者のジョン・C・ジェイ氏らの書籍を手に取ることができるライブラリーが登場。ここでは「〇〇□(マルマルシカク)」がブックシェルフとして活躍します。4月6日(土)には一日限りの「隈研吾氏トークショー」も開催され、会場内にはPearl+のエッセンシャルオイルを使用した特別な香りの空間が創出されます。関連イベントとして新風館内地下一階「アップリンク京都」にて坂本龍一氏の関連映画3作品上映。詳細はコチラ。
■ イベント開催概要
日程:2024年3月28日(木)~4月14日(日)
会場:エースホテル京都 1Fエントランス(京都市中京区車屋町245-2 新風館内)
STORY…
自然由来の素材から生まれる商品を提案する「Pearl+」は、世界的なクリエイターとして知られるジョン・C・ジェイ氏とジャネット・ジェイ氏により創設されました。「エースホテル」の創業者、アレックス・カルダーウッド氏から依頼を受け、ホテルのアメニティソープを作ったことが、Pearl+誕生のきっかけでもありました。
のちにジョン・C・ジェイ氏によって引き合わされたのが、森林保全団体more treesの創立者である音楽家の坂本龍一とアレックス・カルダーウッド氏でした。 2013年、アレックス・カルダーウッド氏は47歳という若さで急逝。「アレックスの夢を叶えて欲しい」というジョン・C・ジェイ氏の依頼を受けた坂本龍一は、2019年にロサンゼルスのエースホテルにて創業20周年を記念したピアノ・ソロ・コンサートを開催しています。
2023年、坂本龍一の逝去後にmore treesの代表を引き継いだのは、30年来の友人であり、数多くの木造建築で知られる建築家の隈研吾。隈研吾はジョン・C・ジェイ氏ともまた古くからの友人関係にありました。
2020年にオープンしたエースホテル京都を中心とした商業施設「新風館」は隈研吾がデザイン監修を手がけており、同ホテルでもPearl+のアメニティソープが使われています。
2024年3月28日。坂本龍一の一周忌を迎えるこの日、more treesは、2015年の「つみき」以来およそ9年ぶりに隈研吾がデザインを手がけた新作プロダクト「○○□」を発表することとなりました。
ジョン・C・ジェイ氏らPearl+のクリエイティビティを携え、時を経て続く友人らとのつながり、そしてアートや自然が奏でる魅力を伝えるべく、エースホテル京都を舞台に初披露されます。
■ more trees創立者・坂本龍一の想い
人類は森とともにありました。
森が崩壊したところでは
文明が滅んでいきました。
今、世界中で森林が崩壊しています。
これは人類文明全体の滅びへの警告と
言えるのではないでしょうか。
実は日本は森林の多い国です。
たくさんCO2を固着し、また水を保ち、
多くの生命を養い、
はたまた海まで育ててくれる貴重な森を、
後々の世代まで残すために力を合わせましょう。
more trees!!
more trees創立者 坂本龍一
■ Pearl+創設者・ジョン & ジャネット・ジェイ氏のコメント
“これは友人たちへ。”
アート、生命、そして地球への愛を共有する世界的なクリエイターたちの間には、深く個人的な関係がある。
隈研吾、ジョン・ジェイとジャネット・ジェイ、そして故・坂本龍一とアレックス・カルダーウッドは、オレゴン州ポートランドのエースホテルの起源とクリエイティブレガシーを通じて繋がっている。
2018年10月18日の夜、坂本龍一はLAのエースホテルの劇場のステージに上がった。控えめな物腰で観客を見渡し、”This is for friends.(これは、友人たちのために)”とささやいた。
私はその夜、エースホテルの共同創設者でありカルチュラルエンジニアであった故アレックス・カルダーウッドに敬意を表し、龍一に演奏を依頼していた。
アレックスの長年の夢は、坂本龍一とのコンサートをプロデュースし、日本でエースホテルをオープンし、建築家である隈研吾と仕事をすることだった。
私は、いつかアレックスのためにこの夢のいくつかを実現できたらと願っていた。アレックスが2013年11月18日、ロサンゼルスのエースホテルがオープンする前にロンドンで急逝した後、私はアレックスのクリエイティブなインスピレーションを称えたいとこれまで以上に強く思うようになった。そして龍一に、アレックスの人生を称えるためにエースホテルのLAの劇場で演奏してくれるよう頼んだ。
それより何年も前にエースホテルのために東京をリサーチしていた時に、私はよくアレックスを根津美術館に連れていき、竹藪の下に座ったものだった。ある日突然、研吾が京都をエースの日本の候補地として京都を提案してくれた。私に京都の空いている土地や物件の地図を送ってくれたので、アレックスに候補地として伝えた。数年後に京都でのエースプロジェクトが実現し、隈研吾がその場所のリノベーションを指揮することになろうとは、その時の私たちは想像もしていなかった。
私たちジェイファミリーのポートランドのエースホテルとの長きにわたるクリエイティブな関係は、アレックスがジャネットに、アジアからインスピレーションを得たオーガニックのハンドメイドソープ“Pearl+”(パールプラス)を、全米のエースホテルのために開発して欲しいと依頼したときに拡がった。現在、”Pearl+”は進化を遂げ、日本で製造され、エースホテル京都の客室で使用されている。
坂本龍一は生前にニューヨークで私たちの息子のマットとキーナン・ジェイと親交があった。龍一はマットとキーナンにとっては偉大かつ最高のクリエイティブインスピレーションを与えてくれる存在だった。
今日、都市と森林をつなぐという龍一の夢は、森林破壊を防ぐ為の森林保護プログラム”more trees”を可能にし、それは私たち全員にとってさらに深い意味を持っている。
2022年11月22日、私たちはマット・ジェイを原因不明の心臓疾患で亡くした。マットは、5周年を迎えようとしていたアーティストレジデンス”End of Summer(エンドオブサマー)”を通じて、日本の若い新進アーティストのためのコミュニティーをつくることに尽力していた。隈研吾が設計した世界的に有名な日本庭園のタナベギャラリーにて、日本の若手アーティストを特集するショーのシリーズ第一弾のキュレーションを手がけた矢先だった。
エースホテル京都で今月から開催されるイベントは、坂本龍一を称え”more trees”にちなんだものとなる。世界を見回しても、隈研吾ほど木と自然を革新的に使う建築家は他にいない。”more trees”は、私たち1人ひとりの個性に触れながらも、常に坂本龍一の人間と自然への情熱的な愛とともにある。
上から微笑む龍一、アレックス、マットは、芸術、生命、そして私たちの絶滅の危機に瀕した地球を、尊敬とクリエイティブなビジョンで支えてくれている友人たちのコミュニティへの愛と感謝に満ちている。これまで以上に、クリエイティビティの力こそが、より美しい未来へのインスピレーションの源なのだ。
これは友人たちへ。
ジョン & ジャネット・ジェイ
“This is for friends.”
There is a deep personal relationship between a group of global creators who share a love for art, life and our planet.
Kengo Kuma, John and Janet Jay, and the late Ryuichi Sakamoto and Alex Calderwood are connected through the origins and creative legacy of the Ace Hotel in Portland Oregon.
On the evening of Oct. 18, 2018, Ryuichi Sakamoto walked onto the stage of the Ace Hotel L.A. theater. In his understated manner, Ryuichi looked out at the audience and whispered, “This is for friends.”
I had asked Ryuichi to perform that night to honor Alex Calderwood, the late co-founder and cultural engineer of the Ace Hotels.
His dream had been for many years, to produce a concert with Ryuichi Sakamoto, to open an Ace Hotel in Japan and also work with architect Kengo Kuma.
It was my hope that I could somehow make some of this come true one day for Alex. After Alex suddenly passed away on Nov. 18, 2013 in London, before his Ace L.A. opened, I was more determined than ever to honor Alex’s creative inspiration. I asked Ryuichi to perform in honor of Alex’s life at the L.A. theater.
Years earlier, when I was researching Tokyo for the Ace, I used to take Alex to sit under the bamboo shade at the Nezu Museum, one of our favorite sites by Kengo. One day unexpectedly, Kengo suggested Kyoto as a possible location for Ace in Japan. He sent me maps of available land and properties in Kyoto which I passed along to Alex as potential ideas. We had no idea that years later the Ace project in Kyoto would become reality with Kengo Kuma leading the renovation of the site.
The Jay’s long creative relationship with the Ace in Portland broadened when Alex commissioned Janet to develop her Asian inspired, organic hand-made soaps, “Pearl +” for all of the Ace hotels in America. Today, “Pearl +” has evolved and now made in Japan, featured in the rooms of Ace Kyoto.
Before his passing, Ryuichi Sakamoto befriended our sons, Matt and Keenan Jay in New York City. Ryuichi was a giant to Matt and Keenan and was a creative inspiration of the highest regard to them.
Today, Ryuichi’s dream of connecting cities and forests, enables “More Trees”, a forest conservation program to help prevent forest destruction has an even deeper meaning to all of us.
On Nov. 22, 2022; we lost Matt Jay through an unknown heart condition. Matt’s devotion to building a community to benefit young emerging artists of Japan through his “End of Summer” artist residency which was about to celebrate its 5 year anniversary. He had just curated the first of a series of shows to feature new young artists of Japan at the Tanabe Gallery at the world renown Portland Japanese Garden designed by Kengo Kuma.
The event we are celebrating from this month at the Ace Kyoto is in honor of Ryuichi Sakamoto’s “More Trees”. There is no architect in the world who uses wood and nature as innovatively as Kengo Kuma. “More Trees” touches all of us in ways that are unique to each of us but always with Ryuichi’s passionate love of humanity and nature in mind.
Smiling from above is Ryuichi, Alex and Matt, filled with love and appreciation for the community of friends who are supporting art, life and our endangered planet with such respect and creative vision. More than ever, the power of creativity is the source of inspiration for a more beautiful future.
This is for friends.
John and Janet Jay